Freedom Touring 6月3日

甲州 ~秩父 ~ 富岡  峠越えの山岳道路と世界遺産の製糸工場

早朝5時、もう5時ですよ! と叫ぶ家内の声に深い真っ暗な眠りから一気に脳味噌全開の状態になり、まず何でこの状況になっているのか? 確認、昨晩はツーリングの準備を完了し、風呂に入る前に目覚ましを4:30に合わせ寝た筈なのに? ? そうだ目覚ましのセットのスイッチを押していなかったなと手を伸ばしてスイッチを押すとやはり!さあ、急がなければ遅れます、顔を洗い、歯を磨き、準備して置いた下着、ツーリングウエアを着、鍵、時計、財布、携帯、ハンケチ等を手で触って確認、階下に降りてジュースを飲んでブーツを履き車に乗り込み、エンジンを掛ける。

しかし、ここまでは一気に来たが、さあこれからは落ち着いてゆっくり走らないとと自分に言い聞かせつつ、頭の回転、体の動きをスローダウンし通常にする呼吸にゆっくり、動きをゆっくりとさせて公道に出る。普通に走るぞ、焦るなと言い聞かせながら走り続ける内にヤット落ち着き60㎞の流れで走る。Motorradに着くと野崎店長が待っており、ETCカードをセットし荷物を積み込んで完了。公園に向かってスタート、6時公園着、既に10名位のお客さんが集合、羽田のKさんも来ており、首都高のコースを確認しスタート。

今日は羽田IC入口が工事の為空港西に向かう、最近はトンとご無沙汰でした。これから1年間お世話になります。天気は快晴、眩しい限りです。湾岸の料金所を通過し、左に寄って高速中央環状に入る、一旦高速は運河と首都高を跨ぐ為に高架になり、次第にトンネルの奥深くなっていきます。河や道路の下を通過しているので凄く深い所を走っているので温度が高くバイクで走ると即感じます。新宿西JCTで初台の近くに出て、一気に首都高新宿線をハ王子方面に向かいます。これは速い! しかし、チョット暗い中を長く走るのは気持ちが悪いし、リラックス出来ません。

天気の良い割には交通の流れは良く、直ぐ八王子料金所に達し快調。
その先もスムースに進み第2集合の談合坂SAには予定よりかなり早く到着、しかし、既に20名位集合済み、天気は快晴21℃位で快適ですが風は涼しく、BMWウエアのエアフローでは涼しい位です。皆さん久し振りに会って話が弾んでおります。60歳~70歳の方も元気に談笑しており、皆さん若者の様です。GTLのTさん夫妻は先々週のSSTRラリーに行って来たばかりで今日も元気に参加です。保険の記入名が32人になり私も朝飯におにぎりを買いに行きましたが売り切れ、お団子で腹ごしらえです。SA内はバイクが大集合し大賑わいです。
今日のNさんはタンデムの奥様不在で黒のK100のカフェレーサーで参加ですがBMW世界限定1000着のオレンジカラーのウエア-がひと際目立ちます。

そろそろ出発、ユックリとSAを走り誘導路でスピードを次第に上げて合流です、快適ですね!高速は空いているし、空はあくまでも青く、木々の緑も輝いております。笹子トンネルを抜けると直ぐ勝沼IC、ここで降りて塩山に向かいますが、GS AdvのMさんが違う出口で降りコース外の道を走ります、私も安心して後ろに居たら違うじゃん? しょうがなく後ろを走り塩山から恵林寺を通過し、道の駅牧丘に先着、大ベテランMさんは途中給油しノンビリしたもんです。
全員が揃い小休止、それでは雁坂トンネルに向かいます。料金所の駐車場でストップし、歩いて料金を支払ます、まとめて払って後で集金すると大変重たくなりタッパーに入れて持ち歩くのは面倒ですし、金額が減ったりしますので各自払いが確実です。 
そこでアレレ!お気楽グループの若旦那とご隠居がいつの間にか合流しておりました。昨晩は甲府に泊まり、牛込のMさんは早朝帰ったので途中ですれ違わなかったかとの話、誰か途中で見たそうです。しかし2日(土)は新宿から甲府まで大渋滞だったそうです、流石お気楽さん頑張りますね。

久し振りの雁坂トンネルはやはり長いですね! 良くこんな所にトンネル掘ったもんですよ、山梨と秩父を結ぶ為の動脈なんですね! 滝川に沿て秩父湖、そして荒川に沿って走り、三峰神社の登り口を通過し秩父鉄道の終点三峰口近くで左折、更に山奥に向かいR299との交差点にあるコンビニで休憩、駐車場が広く快適、最近は地方のコンビニは広く、目立つので便利な休憩ポイントになりますが余り多くは買わないのでごめんなさいです。
次は土坂トンネルのK71、緑が綺麗な峠道を快調に走り、次は神流町の十石峠街道を右折何と無く見た事のある道です。左折して直ぐに難所塩沢峠越えのK46に入り北上、お気楽の若旦那の情報どうりの山岳道路に入り真剣に走ります、幸い対向車が少なく助かります。皆さんベテランライダーは白髪が多いだけに経験も豊富で上手に走ります、初心者は要注意の峠道でしょう。

ヤット木々の間に下界の景色が垣間見られかなり広い平野の中の町がチラット見えますが木の枝が張っており良く見えません。その内道が広くなり大きな農家が点在しておりやっと富岡に着いたなと感じます。やっとゆったりと緊張感を解いて富岡を世界遺産の製糸工場の駐車場に向かいます。天気は絶好調の真夏ですが湿気が少なく助かります。駐車場は親切な係員の誘導で奥の方に入れさせてもらい、おまけに無料です、ありがとうございます。ヘルメット、グローブを脱ぎ駐車場から出て、街の大通りを歩き始めると“おっきりこみ”の看板、確かTVで群馬の観光大使と云う中山秀樹が盛んに売りこんでいたので早速入り注文、一度に6個しか作れないのでお急ぎの方冷やしの方を勧められ、半数が注文、30分位待ち出て来たおっきりこみはひもかわうどんの数倍のうどんをほうとうの様に煮込んだ物でしたが、個人的には冷やしの方が良かったな~!
名物に美味いものなしとは昔から言われますが少し残念でした。今ネットで見るとカボチャ、キノコ、こんにゃく、人参等を入れた美味しそうなのが載っておりました。

昼食後待望の製糸工場です、外に出るとヒリヒリする様な太陽が照り輝いてます。工場までぶらぶら歩き曾ての工場の守衛所の窓から入場券を買い入場します。昔の工場其のままです、しかし考えて見ると150年近く経った古い工場を良くも維持管理してきたと感心しました。当時としては巨大な工場だったと思いますが今では街並みの中にある為、巨大さは感じられませんがしっかりと設計された工場は見事です。この工場を貸さない、売らない、壊さないと云う考えの下に現在まで50年近く稼働しない工場を維持管理した片倉工業の姿勢に現代の企業にない異質なものを感じました。残り時間が少なくなり駐車場に戻りましたが、又ユックリ内部を見学したいと感じました。

駐車場に全員が戻るのを待ち出ようとすると2輪車は無料で良いと言われ感激、ありがとうございました。
富岡製糸場全体にギスギスしたもうけ主義が少ない所だな~とうれしく感じました。

帰路は一般道を上里SAまで一般道を走り、田んぼの中のスマートICから合流し、休憩、熱い!
30分位休憩し、出発、次は高坂SAにて休憩後解散です。

今日は好天に恵まれ渋滞も無く気持ち良く走れたツーリングでした。甲府―秩父―群馬富岡と珍しいコースで走りましたが雨が降ったら峠道は最悪のコースでしょう、全く幸運でした。

お疲れ様でした。6月後半は北海道ツーリングに出掛けます。