北海道 ツーリング

第2日

ツーリングの朝は皆さん早起きです。6・7・8 で動きます。

北海道は夜明けが早く、関東より1時間近く早く明るくなります。
私は5:30頃起き出し、長老のTさんが寝ているので静かに風呂にむかいます。
ここの露天風呂は朝も最高です!

澄んだ空気の中で山を眺めながらゆったりと筋肉をリラックスさせていると、Yさんが元気よく入って来て既に1時間位森の中を走って汗をかいたので流しに来たとの事。

何という事でしょう!そのスタミナに敬礼ですね。聞くと、毎日早朝から走っているとの事!驚きです!!

朝食を取り準備して駐車場に行くと、既に大半の方がバイクに積み込みをしたり、汚れを取ったり、忙しく動いております。

さて出発ですが、まず記念写真を撮りましょうとの事で玄関前にて撮影の準備をしていると旭川のYM先生が面会に来てくれました。
故山本さんの友達で、27年前にツーリングの途中で立寄り自宅でBBQをご馳走になって以来のお付き合いです。

一緒に撮影し出発。森の中の気持の良い施設で、また来たいですね。

朝は正面から旭川に向かいます。旭川は平野が広い為か北海道の中でも広々と感じます。

快適な広い道路をゆっくり走っていると、どうも先頭グループが曲がってしまい我々のグループは見失ってしまった様です。
後が見えなくなったのに前の2台はガンガン走りますので、最後尾のグループはナビを頼りに走りますが相当離れてしまいましたので愛別ICに向うことにしました。

するとK140を走ってると、先頭グループが給油して待っていてくれました。愛別ICから浮島ICまでは高速道です。

高速を降りて少し走るとPAがあったので休憩。
旭川で前のグループのいない方向に向かって追いかけた2台から連絡が入りすでにここを通過して滝の上に向かっているとの事。

ひと安心!相当頑張って高速を走って来た様です。

この道は、GSもコンビニも何も無し。牧場があるのみの地域です。かつてここでガス欠した人の為に、片道30kmを走ってガソリンを買いに行った事がありましたよ。

滝の上の道の駅に着くと、先回りのお二人が待っておりました。メデタシです。
しかし、この道の駅にはバイクが多く停まっております。

滝の上公園は芝桜の季節が終わったので公園も閉鎖されており、今回は立ち寄らずに西興部へ向かいます。

西興部の町を峠の上から見ると、なんという事でしょう!こんな山の中に立派な建物がいっぱいあるんです。
温泉施設、役場、工場、公営住宅 etc.なんとも不思議な町です。

ガソリンスタンドが1軒在りますが、数年前に寄った時にタンクの交換工事をやっておりました。
そして支払いをするのは道路の反対側の薬屋さん(?)です。
あの小さな町で高額な投資をしてGSをやる積極性に驚いた次第です。

オホーツクに向かって走り、興部を迂回してホテル日の出岬に向かいます。
このホテルは過去3回ほど宿泊しており、我々の大好きなホテルです。

日の出岬自体も時間があれば、きれいな公園なので一見の価値ありですよ。
そして今日は昼食をここで食べます。

ナビの I さんのアイディアで注文してます。
2Fの大広間で豪華お弁当です!

遅れてきた人に付き合っていると、片付けをしに来た女性スタッフがバイクに乗っており転倒したので通勤禁止になってしまったと話しておりました。

これでライダーもエネルギーの補給完了。
後半のスタートです。

一路オホーツクに沿ってサロマ湖に向い南下。
もう何回通過したでしょうか。
でも何か良いんですよ。

勇払を通過してサロマ湖の道の駅で休憩。

オフロードの好きな人は展望台を目指して10kmのダートに挑戦です。

サロマ湖が海と一緒になっている景色を見に行くのです。
道の駅では焼いて売ってるホタテ、ツブ貝(?)等を食べますが、ビールが欲しいところですよ。

数台のCB750の初期型をきれいに乗ってるグループが近くに駐車したので私も20代の後半に1型から販売した事を思い出し、ひとしきりCBの話題で楽しみました。
皆さん50~60代のライダーで楽しんでいるそうです。

冬の長い北海道は冬の時間をバイク磨きに使えるので良い道楽ですね。
北海道のライダーも楽しんでます。
さて、出発です!

でもまだスタートせずに残っているメンバーがいるので、先頭グループにゆっくり走って待ってくれる様に頼みました。
暫くしてやっとツブ貝が焼けて食べられたメンバーが追いついて来たので、通常スピードで走行して佐呂間町に入るとパトカーに止められてしまいました。

ナント!警察に『ゆっくり走っているバイクのグループがあり、追い越しをする時に邪魔だ』と言う連絡が入ったとの事。

さすが北海道です。
この辺で網走博物館を見学するグループは直行し、他は能取湖を回って能取岬の駐車場に到着し休憩。

何も無い灯台がポツンとある岬ですが、観光バスが中国の観光客を案内しておりました。

晴れていれば海越しに知床半島がクッキリ見える所です。
次は網走の市街地を通過し本町通を登って行くと、近年発展した広い駐車場付きの大型店舗が3km位の広い直線道路の両側に華やかに並んだ別天地があります。
我々の住んでる街よりも最新の情報が溢れているようです。
TSUTAYA、UNICLO、YAMADAデンキ、MAC、ABC MART、ホーマック、しまむら、オートバックス、イエローハット、ツルハドラッグ etc と何でもありました。

鉄道の駅を中心にして発展して来た旧市街は寂しくなり、車社会の新しい街が形成されている訳です。
丘を下りて海岸通に出R244 の藻琴の次が北浜駅です。
健さん主演の網走番外地のロケ地です。

小さな待合室の隣には喫茶店があり、お客さんが何人かおりました。
極寒に流氷を見にきた時は、此処は顔が凍る様でした。
釧網線のこの先の方にはラーメン屋を併設した駅もあるそうです。
斜里はすぐです。

街に入って行くと駅前に大きなホテルが一つあり、これが今晩のホテルです。
ホテルにはすでに転勤で室蘭に住むWさんが来ており、ご挨拶。

駐車場で野崎店長がバイクを並べ替えていると刑務所組が到着。
早速チェックインして部屋に行きますが、少しタバコ臭く感じます。

シャワーを浴びて支度をしEVに向かうと、廊下の両側の部屋のドアを開放で話す解放好きの外国人がおり部屋の中が丸見えです。
見る気も無いが、部屋を覗いたと言われたのでは民族の恥ですので、ドアの解放は危険だから閉めておく様に言うとタバコ臭いから開けているという返事。
困ったもんです!

今晩の夕食は街の居酒屋です。
3回来た事のある地元の中華の珍満でと企画していたのですが、事情で店舗を小さくしたので無理と言われ紹介して貰った居酒屋に向かいます。
街は全く様変わりしており、道路は拡がり、建物は新築になり、以前より活気が出ている様です。

居酒屋さんの2Fで食べて飲んで、皆さん上機嫌でホテルに戻ります。
私は、小さくなったがキレイな店舗になった珍満に立寄って御礼です。
バイクでしか通過したことのない9時過ぎの人通りの無い街を歩くのは、外国を歩いている様な感じで良いものですね。
Good night ! 明日も 6・7・8ですよ。

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