2013/6/13-25
HaneHon Freedom Euro Touring
Munchen ~ Barcelona Total 13日

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6月17日

今日は6.7.8
朝日を浴びた山々は神々しく輝いて見えます。
若いYさんは、このスキーリゾートを歩き回って写真を撮っている事でしょうし
山好きのM2さん、Sさん達も山歩きを楽しんでいる様です。
朝食を済ませ、出発です。

今日はホテルから一気にアオスタの町まで下ります。
朝の冷気の中、気持ち良く下りのワインディングを走って行くと渋滞です。
山の上の牧場に出勤する牛さん達が数十頭登って来ます。
牛さんも右側通行ですよ!
停止して通過を待ちますが、一寸怖いですよ!
左側を車体ぎりぎりに牛さんの巨体とすれ違う訳で、その顔がすぐ傍にあるのです。
エンジンを吹かさず、静かに行き過ぎるのを待ちますが
眼は合さない様にして写真を一枚撮らせてもらいました。

牛さんの通過した後は、左側を走るのは要注意です。
落し物に乗ったら、すってんころりんですよ。

下に降りると小さなGSで給油です。
日本は立派なスタンドが多かったのですが、これからはこんな小さなスタンドが
普通になってしまうのかと考えてしまいます。
今日もアウトストラーダを使わず、ドーラ・バルテア川に沿った旧道を走ります。
この道に沿ったA5を直進するとGeneveに行くようです。

我々は左に進路を取り、フランスに向かう2200mのSeez’Rhone Alpsの峠で休憩。
大きなセントバーナードの人形を、お土産屋の親父さんが道路の中央に押出しているところでした。
トイレを借りた道路の反対側のお土産屋さんは、若い美人姉妹が営業しております。

さて今度はフランス側に下りますが、イロハ坂をスケールアップした様なダウンスロープで
気持ち良く皆さん下ります。
峠に居た大きなHDに乗った若者達が、タンデムで5~6台追い駆けて来ましたが
先頭が鋭角なヘアピンカーブを曲がり損ねてストップしてしまいました。
タンデムのお姉さんは結構カッコよかったですよ。

ブール・サン・モーリスに降り、N90をムティエを通過し
ラックレという地名の鉄道の駅前食堂(雰囲気良し)で休憩し
1900mのグランドン峠に向かって細い道路を登ります。
途中ツールド・フランスまがいのスタイルの自転車が沢山走っており
急な坂も乗ったままで漕いで行くのを見て驚きました。
グランドン峠には沢山のバイカーがおり、食堂でのんびり食事をしたり
お茶を飲んだりしながら、仲間が到着すると拍手で迎えております。

特に60歳以上と思われるバイカーがやっと到着すると大拍手で迎えます。
凄いですよそのスタミナと筋力は驚きです。
老若男女、皆楽しんでますね!

我々もそこで昼食を摂り、のんびり休憩し、また出発です。

ここからはプロバンスに向かって峠道を下って行きますが
プロバンス地方は光と緑の感じが違ってきます。
古い街Corpsに到着。
ホテルは外見は非常に明るいピンク色の厚化粧です。
駐車場は無く、近所の駐車場を車の客と一緒に使います。

木造の建物で、かつて馬車で郵便を運んでいた時代に
その駅の様な宿屋から発展したホテルで、名前もLa Posteと云い
ホテル、レストランを兼ねております。

短いが洒落た街のメインストリートに、開放的な入口を持っており
日本の宿屋の様な帳場では、フランス語しか話さない60代の元気のいいおばさんが
頑張って仕切っておりました。
部屋が予約通りでないとピーターさんが言ったら
ディナーを良くしておくから勘弁してくれと云って、料理をたっぷり増やしてくれました。

街の散策に出ると、細い路地のあちこちに、ナポレオンがエルバ島からパリに凱旋帰国する時に
留まったとか、ここから大砲を打ったとか、写真付きでポスターを附けてある家があり
ナポレオンの人気が高い事が感じられました。

ディナーはクラシックなレストランで盛大に楽しんだ後
近くのピアノバーに遊びに行った人達も居た様で、皆さん元気!元気!
私は部屋の窓を開けて気持ち良く眠れました。

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